2014年10月21日
たばこ・お酒を飲む人は、キャベツ・大根・小松菜を
がんの予防には、塩分やハム、ソーセージなどの保存肉の摂り過ぎに気をつけ、大豆や魚を含めて、バランスのよい食事を心がけることが大切です。
日本の地域住民10万人を10年以上調査したデータを用いて分析した研究があるのですが、
野菜の力は大きく、少量の摂取でも、胃がんのリスクを下げることがわかりました。但し、極端に食べてもリスクをさらに下げることはつながらないようです。
食道がんにおいては、キャベツ・大根・小松菜などの野菜の摂取で、発がんリスクが下がりました。
とりわけ、たばこを吸い、お酒を大量に飲んでいる高リスクの人で効果が大きく、
発がん率は約8倍⇒3倍に低下しました。
喫煙や飲酒量が多い高リスクのグループでは、
野菜と果物の合計量が1日当たり100g増えると、食道がんのリスクが約20パーセント低下したそうです。
野菜による発がん率の予防効果が最も顕著なのは、食道がんなのです。
一方、肺や大腸がんでは、野菜や果物を食べても、食道がんほどの効果はないようです。
以前にも、取り上げましたが、
ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、芽キャベツはがんを予防する野菜類と言われています。これらは、アブラナ科の野菜です。
長寿で知られる長野県の調査では、
胃がんになった人は、ブロッコリーの摂取が少なかった、というデータが出ています。
アブラナ科の野菜には、『グルコシノレート』という成分が含まれています。
これが分解されると、『イソチオシアネート』という辛味成分に変わるんですね。
これが、発がんを抑える効果がある、というわけです。
沖縄県は、お豆腐を良く食べますが、
豆腐や納豆に含まれるイソフラボンには、乳がんや前立腺がんを防ぐ効果があり、
イソフラボンの摂取が多い人では、発症が少ないというデータもあります。
欧米に比べ、日本人にこれらのがんが少ない理由の一つが、一人あたりの大豆の消費量が多い、ということもあるかもしれません。
海外に行くと、野菜が多くバラエティーに富む日本食の素晴らしさを
再発見しますが、日本人の健康と寿命にも貢献しているんですね。
賢く、美味しく、楽しく食生活を演出していきましょう。
(開邦研究所 所長 上原 由佳利)
”健康が若さと美の原点です”
http://www.kaihou-clinic.jp
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日本の地域住民10万人を10年以上調査したデータを用いて分析した研究があるのですが、
野菜の力は大きく、少量の摂取でも、胃がんのリスクを下げることがわかりました。但し、極端に食べてもリスクをさらに下げることはつながらないようです。
食道がんにおいては、キャベツ・大根・小松菜などの野菜の摂取で、発がんリスクが下がりました。
とりわけ、たばこを吸い、お酒を大量に飲んでいる高リスクの人で効果が大きく、
発がん率は約8倍⇒3倍に低下しました。
喫煙や飲酒量が多い高リスクのグループでは、
野菜と果物の合計量が1日当たり100g増えると、食道がんのリスクが約20パーセント低下したそうです。
野菜による発がん率の予防効果が最も顕著なのは、食道がんなのです。
一方、肺や大腸がんでは、野菜や果物を食べても、食道がんほどの効果はないようです。
以前にも、取り上げましたが、
ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、芽キャベツはがんを予防する野菜類と言われています。これらは、アブラナ科の野菜です。
長寿で知られる長野県の調査では、
胃がんになった人は、ブロッコリーの摂取が少なかった、というデータが出ています。
アブラナ科の野菜には、『グルコシノレート』という成分が含まれています。
これが分解されると、『イソチオシアネート』という辛味成分に変わるんですね。
これが、発がんを抑える効果がある、というわけです。
沖縄県は、お豆腐を良く食べますが、
豆腐や納豆に含まれるイソフラボンには、乳がんや前立腺がんを防ぐ効果があり、
イソフラボンの摂取が多い人では、発症が少ないというデータもあります。
欧米に比べ、日本人にこれらのがんが少ない理由の一つが、一人あたりの大豆の消費量が多い、ということもあるかもしれません。
海外に行くと、野菜が多くバラエティーに富む日本食の素晴らしさを
再発見しますが、日本人の健康と寿命にも貢献しているんですね。
賢く、美味しく、楽しく食生活を演出していきましょう。
(開邦研究所 所長 上原 由佳利)
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Posted by 開邦クリニック at 10:43│Comments(0)