2013年12月24日

不眠対策 ~冬編~ ①

今年は世界的に寒波が襲来し、厳しい冬を迎えています。
南国沖縄でも、寒い日が続いています。雪
寒い冬、寝入りに時間がかかりますが、その主な理由は手足の冷えにあります。パーあしあと汗

人は眠りに入るとき、内臓などの体の内側は徐々に温度を下げて休む体制に入ります。
しかし、手や足、おなかなど体の表面が冷たいと、
内部の熱が充分に外に放熱できず、体が睡眠モードにならなくなってしまう
のです。ぐすん

つまり、手足を含め体全体が温かいと感じる環境にすれば、
体の内部の熱が体表へとスムーズに移動して、眠りやすくなる
のです。眠っzzz

人間がショック状態になると、手足が冷え、体全体が冷え、内臓にも及びます。
まず、体を温めること。
冷え性の人や、筋肉量の少ない女性、高齢者は工夫していきましょう。

あしあとピンク 布団の重ねすぎに注意
重ねすぎると、布団の内側と外側の温度差が大きくなる。そのため、布団から出た時に血管が収縮して血圧上昇のリスクが生じます。
トイレなどで夜中目覚めた時に、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす原因となります。
寒すぎる寝室は禁物。
あしあとピンク 室温は16~19度を目安にする。
特に生活習慣病のある方は、温度計をチェックして。必要ならエアコンを利用して下さい。
ベッドや布団を窓から遠い位置に離せば、外からの冷気を避けられ、暖房器具の使用を抑えられます。
熱の逃げやすい床に、カーペットを敷くのも有効策です。
あしあとピンク 湿度50~60%を目安とする。
湿度も健康管理には重要
空気が乾燥すると鼻や喉の粘膜が乾き、喉の痛みや、風邪を招く恐れが高くなる。
加湿器を使う、濡れた洗濯物を干す、観葉植物を置くなどで湿度は高くできます。
海外、ホテルなどの外出先では、なかなか調節できない時もありますが、
その場合、マスクが役立ちます。
室内は乾燥していても、喉や鼻の周りの湿気は保てます。
立体マスクや濡れマスク、夜用マスクなど様々に発売されているので利用して下さい。
あしあとピンク 足やおなかを重点的に温める。
足首やふくらはぎまで覆うことができるレッグウォーマーがお勧め。
足の指先まで覆い締め付けの強い厚手の靴下は湿気がこもり、冷えの原因になることもあるようです。
おなかには腹巻。寝返りをしても外れず、寝冷えによる下痢などの予防にも役立つ。
手先が冷える人には、薄手のアームカバーなどもよい。
あしあとピンク 厚手の寝巻は避ける。
肌触りが良く吸湿性の優れた綿やシルク素材を選ぶ
フリース地は暖かいが、布団カバーやシーツで起毛素材を選んだ場合、摩擦が大きく、
寝返りがしづらかったり、ベッドから布団がずり落ちる原因になったりします。
綿の寝巻の下に肌着を1枚着るなどした方がよいでしょう。
あしあとピンク 湯たんぽを上手に使う
最初はおなか付近において、寝入る前に足元に移すと2度暖かい
湯たんぽ風のあんかも便利なので役立てて下さい。
あしあとピンク 入浴で代謝向上
15~20分間40度の湯船に浸かり、寝る1時間前にあがると、
体がじんわり暖かい状態で布団に入れる。
入浴中に額から汗がにじみ出れば、充分に代謝が良くなっている証です。
炭酸入浴剤を入れれば、血行促進に効果があります。
シャワー派の人も、足湯を5分~10分すれば体は温まります。
あしあとピンク ハーブティーでリラックス
カモミールなどの夜用のハーブティーで気持ちを落ち着かせる。
少し温めた牛乳や白湯でも効果があります。

※寝る前のお酒は要注意
開邦クリニック上原正照院長によると、
寝つきはよくなるが、頭が覚醒状態になり、眠りが浅くなります。早く眠りたいために酒量が増え、アルコール依存症になる人も多い。夕食後の飲酒は控えめにした方が、良い睡眠に繫がります。」とのこと。

工夫しても、寝つきが悪かったり、体の異常を感じられる方は、開邦クリニックまでご相談、受診して下さいね。

不眠対策 ~冬編~ ①

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Posted by 開邦クリニック at 10:36│Comments(0)
 
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