2012年12月10日
ダイエット成功の秘訣
前回に引き続き、肥満に関してのお話です。
肥満が問題なのは、それが生活習慣病をはじめとする多彩な疾患の発症・増悪リスクになるからです。
肥満の程度を知るための指数は、BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)
日本人の場合、BMI22が生活習慣病などの合併症も低く、
健康維持にも適した正常体重とされ、
BMI25を超えると、生活習慣病などの合併率は2倍以上になることが知られています
5000人を超える肥満患者の診療に当たった京都市立病院糖尿病代謝内科の吉田俊英部長によると、
脂肪細胞からのアディポサイトカイン(善玉、悪玉があり、内臓脂肪から悪玉が分泌されます)の過剰分泌が原因である場合には、3%の減量に成功しただけで改善が認められ、
10~15%の減量でほとんど症状が改善されるということです。
ダイエットはつらいですよね。でも3%の減量で改善されるのなら、まずは3か月間減量に頑張ってみませんか?
以下、ダイエット期間の取り組みをまとめました。
【ダイエット成功の秘訣】
① 食事内容と歩数計を記録する。
② 減量期間の中の砂糖菓子類の摂取は一切やめ、おやつは握りこぶし大の果物2個のみ。カロリーオフの砂糖を使う。
③ テフロン加工の鍋を使い、油は極力減らす
④ 減量中でも筋肉の維持には、必須アミノ酸が必要です。タンパク質は70gは必ず摂取して下さい。
タンパク質70gとは、
牛乳200ml 1本+卵1個+魚80g(さしみ5切れ)+肉80g(厚さ0.8センチのテレフォンカード1枚くらい)+豆腐1/2丁に相当します。
食事に入れていくといいでしょう。
⑤ ひもじさ対策として、食前にキャベツなどの生野菜を大量に食べる。ビタミンCが大量に含まれ、お肌も綺麗になり、便通も改善されます。大根、ニンジンなども好きなだけ食べてもエネルギーの摂取量はほとんど変わりません。
⑥ 毎食30分後から毎回20分~30分の散歩ができれば理想的。肥満の方は食後ごろ寝をする方が多いのですが、テレビ体操でも効果があるのでやってみて下さい。
⑦ ストレスマネジメントをする。何か新しいものにチャレンジしたり、好きなものに没頭して、つらさを緩和し、コントロールする。
減量中は、ご家族のサポートが欠かせません。
その際、今までの生活習慣などあげて、けして裁かない、責めないこと。
周りの思いやりと熱意が成功へと導きます。
病気は一生のうち、ほとんどの方が罹りますし、
これも人生の経験だと思います。
家族みんなで健康生活へと歩み、幸福なご家庭を育んで下さいね。
(開邦研究所 所長 上原 由佳利)
”健康が若さと美の原点です”
http://www.kaihou-clinic.jp
にほんブログ村
肥満が問題なのは、それが生活習慣病をはじめとする多彩な疾患の発症・増悪リスクになるからです。
肥満の程度を知るための指数は、BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)
日本人の場合、BMI22が生活習慣病などの合併症も低く、
健康維持にも適した正常体重とされ、
BMI25を超えると、生活習慣病などの合併率は2倍以上になることが知られています
5000人を超える肥満患者の診療に当たった京都市立病院糖尿病代謝内科の吉田俊英部長によると、
脂肪細胞からのアディポサイトカイン(善玉、悪玉があり、内臓脂肪から悪玉が分泌されます)の過剰分泌が原因である場合には、3%の減量に成功しただけで改善が認められ、
10~15%の減量でほとんど症状が改善されるということです。
ダイエットはつらいですよね。でも3%の減量で改善されるのなら、まずは3か月間減量に頑張ってみませんか?
以下、ダイエット期間の取り組みをまとめました。
【ダイエット成功の秘訣】
① 食事内容と歩数計を記録する。
② 減量期間の中の砂糖菓子類の摂取は一切やめ、おやつは握りこぶし大の果物2個のみ。カロリーオフの砂糖を使う。
③ テフロン加工の鍋を使い、油は極力減らす
④ 減量中でも筋肉の維持には、必須アミノ酸が必要です。タンパク質は70gは必ず摂取して下さい。
タンパク質70gとは、
牛乳200ml 1本+卵1個+魚80g(さしみ5切れ)+肉80g(厚さ0.8センチのテレフォンカード1枚くらい)+豆腐1/2丁に相当します。
食事に入れていくといいでしょう。
⑤ ひもじさ対策として、食前にキャベツなどの生野菜を大量に食べる。ビタミンCが大量に含まれ、お肌も綺麗になり、便通も改善されます。大根、ニンジンなども好きなだけ食べてもエネルギーの摂取量はほとんど変わりません。
⑥ 毎食30分後から毎回20分~30分の散歩ができれば理想的。肥満の方は食後ごろ寝をする方が多いのですが、テレビ体操でも効果があるのでやってみて下さい。
⑦ ストレスマネジメントをする。何か新しいものにチャレンジしたり、好きなものに没頭して、つらさを緩和し、コントロールする。
減量中は、ご家族のサポートが欠かせません。
その際、今までの生活習慣などあげて、けして裁かない、責めないこと。
周りの思いやりと熱意が成功へと導きます。
病気は一生のうち、ほとんどの方が罹りますし、
これも人生の経験だと思います。
家族みんなで健康生活へと歩み、幸福なご家庭を育んで下さいね。
(開邦研究所 所長 上原 由佳利)
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Posted by 開邦クリニック at 17:30│Comments(0)